最先端有機化学に触れました!
みなさんこんにちは!!パスカルです!
この自粛期間中元気にしてますかね?体の健康もそうですが、心の健康にもお気を付けください!
特に受験生のみなさんですね。勉強しなくてはならない、そんなプレッシャーを発散する場がないかなと思います。勉強も大事ですが、こんなときこそ友達とのつながりを切らないでくださいね!休憩がてら、友達とのおしゃべりはおすすめです!!!
さて私はどうしているかと言いますと、5月1日(金)にケムステ主催バーチャルシンポジウム「最先端有機化学」に参加してきました!
いろいろつっこみどころが多いと思うので、一つ一つ説明します。
まず、「ケムステ」というのは、日本最大の化学ポータルサイトであるChem-Stationの略です。
その名の通りですが、このサイトには「化学」がつまってます。
隙間時間にふらっと見てみると、必ず面白い記事に出会える、そんなサイトです。
更新頻度が高いことも魅力の一つですね!いつ見ても新しい発見があります!
ぜひ一度見てほしいです!!
気になった人はこちらをクリック!↓
Chem-Station https://www.chem-station.com/
そんなケムステがこの度開催してくださったのが、バーチャルシンポジウムです。
超豪華4名の先生方の講演を、YouTubeライブを使って配信をしていただきました。
https://www.chem-station.com/blog/2020/04/vsoc.html
これの何がいいって、お家で簡単にシンポジウムに参加できることです!!
いつもであれば、日程を一日空けとかなくてはならないため、時間がない。そして行くお金がない。そんなことが重なって、参加したくてもできない…となってしまっていました。
しかし、そんな心配は一切なく参加することができたというのが嬉しかったです!!
家から出れらない状態です。このような機会がもっと増えてくれるといいなと思います。
さてさて、やっぱり中身の話をしなくては!!!!
まずは講演をしてくださった先生方と内容のご紹介
伊丹 健一郎 教授 (名大・理)「美しく、そしてすんごい分子を作りたい!」
伊藤 肇 教授 (北大・工) 「メカノケミカル合成の夜明け」
金井 求 教授 (東大・薬) 「生体分子構造変換ダイナミズムへの化学介入」
山下 誠 教授(名大・工) 「アルキル置換Alアニオンの合成と反応性」
正直に言うと、このようなシンポジウムに参加するのは初めてだったため、初めて耳にする名前ばかりでした…。
講演の前は、どんな人なんだろう、どんな話をしてくださるんだろう…もうワクワクしてしょうがなかったです!
そして聞き始めて思ったこと。
何話してるか分からない…
ですね。やはり学部2年の私には理解がついていかないことがたくさんありました…。
しかし!!自分が今まで考えもつかなかった新しい発見であふれていました!
特に、伊藤先生がされた固体同士での化学反応の可能性については驚きました。
今までは、溶媒があって初めて反応が進むのだと思ってました。
しかし、ボールミル装置を使うことにより、固体同士をぶつけることでも反応を進めることができるんですって!
もちろん少量の溶媒は必要ですが、めんたまが飛び出るほどびっくりでした。
さらに伊藤先生によると、ボールミルでは短時間かつ室温での反応が可能であるため、空気中で仕込むことができます。さらに、溶液系より生成物の回収率が高いとか!ボールミルの可能性ってすごいなと思います。
また、伊丹先生のお話に感銘を受けました!!
話に挙げられたのは、「ナノカーボン」でした。
私たちが知っているナノカーボン(ナノメートルサイズの炭素物質)は、実は単一の分子として分離することが困難であるため、様々な構造をもつ分子の「混合物」なんです。
そんなナノカーボンを純粋な分子として合成したい。そのために、今どのようなことをしているのか、それが伊丹先生のお話でした。
これだけ聞くと、へえーと思うだけかもしれませんが、先生の口から聞くと違います。伊丹先生の話を聞いた時の熱量は忘れられません。有機化学いいなあ!!って気持ちになりました。
はい。とても長くなってしまいましたね…。
金井先生、山下先生のお話もここでしたかったのですが、割愛させていただきます🙏
どの先生の講演も面白かったです!!
今度お話を聞く機会があるとしたら、もっと勉強した状態で聞きたいです。また見え方が違うんじゃないかなと今からでも楽しみです!!
開催してくださったケムステさん、お話してくださった先生方ありがとうございました!!
きっと聞いても分からないから参加しないではなく、興味があるなら参加してみる、分からなかったとしても学べることはたくさんある
やっぱり行動って大事ですね。
今回はここまで!