日常を科学する 第9回~敵を知ることから始めよう~
みなさん、こんにちは!卑弥呼です!
春休みも折り返し地点にやってきました!1か月長いようで短い!!
何やってたんだろう?
最近は定期的に質問箱を見て質問に答えてます!ちゃんと見てますよ!
先週は、理学部の友達とレンタカーを借りてアウトレットに行ってきました!
春用の服を数点買いました!普段あまり服を買わないのでここぞとばかりに買いました!
やっぱり買い物はいいですね。
さて、先週の木曜日、あるニュースが日本中を駆け巡りました。
そうです。「新型コロナウイルス感染拡大防止のための公立小中高の臨時休業」です。
皆さんの中にも暇を持て余している人が多いのではないのでしょうか?
でも、まだまだ春休みではないので外に遊びに行くとかないように!!
今、話題の「新型コロナウイルス」。そもそもウイルスとは何でしょう?
わが身を守るためにはまず敵を知ることが肝心。
ということで!
今回の「日常を科学する」は「敵を知ることから始めよう」と題して、ウイルスについてお話していきたいと思います。
まず、ウイルスは生物学的に「非生物」とされています。
その理由として生物の持つ「増殖」「代謝」「細胞」「恒常性」の特徴のうち、「増殖」以外持ち合わせていないことが挙げられます。
ウイルスはウイルスだけでは活動することができません。
ウイルスは他の生物の細胞に「居候」することで活動することができるのです。
他の生物が作ったエネルギーと塩基を使って増殖します。
また、ウイルスも生物と同様遺伝子を持ちますが、その遺伝子はキャプシドというタンパク質の殻に囲われています。イメージとしては、箱にプレゼントが詰めらている感じです。
ちなみに、の遺伝子は、原核生物の場合は細胞膜に、真核生物の場合は核膜に囲まれています。
生物の細胞は代謝をするため細胞自体が運動性を持ちます。
しかし、ウイルスはただの箱です。ただただ漂い、箱が開けられることで中身が意味を持つのです。
ウイルスは「増殖」することはできます。しかし、それ以外はできません。
なので正確には「生物」ではないけど「非生物」でもない。中途半端なやつなんです。
先ほども述べたように、ウイルスはキャプシドというタンパク質の殻をもちます。
タンパク質は熱を与えることで構造が変わり、殻が崩壊します。
そのため、ウイルスは一般的に加熱処理することで死滅するといわれています。
ノロウイルスなどの食中毒菌が熱に弱い理由はそういうことなのです。
さて、今回は「敵を知ることから始めよう」ということで、ウイルスの基礎をお話していきました。
最近は、トイレットペーパーがなくなるとかインターネット上でデマが飛び交っています。
情報を精査して、情報に流されることなく生活していきましょう。
マスクはせきやくしゃみなどの症状がある人に優先的に着用してもらえるようにしましょう。
それでは、今日はここまで。お疲れさまでした。