パスプロ研究室-Laboratory of PASS-project-(仮)

名市大総合生命理学部の日常がここにある。

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雨の匂いの正体!!


みなさんこんにちは、はまこです!

ブログの更新は、なんと1か月ぶりです!

テストやレポートをすべて終えて、夏休みをまあまあ楽しく過ごしています笑。

 

それにしても最近は、口を開けば「暑い」という言葉しか出てきません。

夏になるといつもこうです…。(みなさんもそうですよね??)

この前、自転車で自動車学校まで20分くらいかけて行ったら、暑さで体温が上がっていて、検温で引っかかりました…。

びっくりです!みなさんも気を付けてください…。

 

 

 

話は変わりますが、、、

みなさんは、『チコちゃんに叱られる!』というバラエティー番組を知ってますか?

5歳の女の子、チコちゃんが、いろいろな知識を教えてくれるあの番組です。

そこで「雨のにおい」について解説されていて、なるほど~!って思ったので、今日はそれについて紹介したいと思います!!

(ちょっと前まで雨があんなに憎かったのに、最近は、たまには降ってくれないかな~って思いません…??)

 

 

それにしても、雨って独特のにおいしますよね~。

あのにおいは、なんと、微生物のおならのにおいなのだそうです!!

雨のにおいのことを、ペトリコールとも言いますね(どうでもいいかな?笑)。

さまざまなにおいが混ざったものなのですが、主な原因は、ゲオスミンという化学物質

なのだそうです。

ゲオスミンは「大地の匂い」を意味しています。

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…で、このゲオスミンは、土の中の放線菌が体外に排出した”いらないもの”なんですね。だからおならっていう表現なんですね~。                  

 

 

私たちがにおいを感じることができるのは、このゲオスミン微粒子(エアロゾルとなり、それを水分子が取り込んで大気中に放出されるからです!

そして、人間の嗅覚はゲオスミンに対してとても敏感なのだそうです。

驚くことに、サメが血のにおいを嗅ぎ取る力よりも、私たちが雨のにおいを嗅ぎ取る力のほうが強いのだとか…!!

 

 

いや~本当に小さな生物の力ってすごいですよね!

まさか微生物が発しているにおいだなんて思っていませんでした。

前期に「基礎生物学」の授業を受けて、生物の優れた機能とかすごい力とかを勉強したんです。

それでも知らない知識は世の中にたくさんあるし、まだまだ発見されていないことも多いんですよね。

日常にも面白い科学がたくさんあふれています!!

みなさんも、不思議に思った日常の科学をもっと突き詰めてみてくださいね♪

もっと科学が好きになれると思いますよ!!

 

 

それではみなさん、暑さに負けずに頑張っていきましょう☆

 

 

 

参考サイト:

雨のニオイってなに?→微生物のオナラのニオイ。土中の放線菌が排出したゲオスミンが雨によって空中に放出。 | チコちゃんに叱られる!

雨上がりの土の匂いは4億年続く微生物の生存戦略だった | ナゾロジー