ノーベル賞何個分にも匹敵!ABC予想論の証明
みなさんお元気ですかー!元気いっぱいパスカルです!!
さてさて、どこを見ても聞いてもコロナウイルスばっかり...気軽に家から出られるわけでもなく、暇している人が多いのではないでしょうか?
私もつい先日の夜にぼーっとテレビを見ていました。コロナコロナ…ABC予想論?!
なんと京都大数理解析研究所の望月新一教授が、未解明だった数学の超難問「ABC予想」の証明に成功したんです!
おお!!なんかすごいことが起きてるぞ!
一気にテレビにくぎ付けになりました😆
といってもみなさん頭の中は?ですよね😶(実は私もそうです…)
ということで今回は、ABC予想とは何なのかについて話していきます
そもそも 数学における「予想」は、真であると思われてはいるが、未だに真であるとも偽であるとも証明されていない命題を指します。
そして今回のABC予想とは、素因数分解と足し算・かけ算との関連性を示す命題のことです。
詳しく言うと、
というものです。
これを見ると分かりにくいかもしれないので、簡単に例を挙げて説明します。
a=1、b=8のとき
a+b=8 となるので、c=9
bを素因数分解するとb=2×2×2で素因数は2
cも同様にしてc=3×3×3で素因数は3
ちなみにaは1なので素因数はありません。
ゆえにd=2×3となりcより大きくなる、つまり積が和より大きくなります。
実は、ほとんどのa、b、cの組み合わせで積が和より大きくなるんです。
ABC予想は、和が積より大きくなることはとても珍しいということを主張しています。
これを証明せよ!というわけです。
こんなに単純なことなのに、証明は超難解!!
なんと証明について書いた論文は、4編計646ページからなり、難解さから査読に8年もかかったそうですよ!
さらに!このABC予想の証明は、かの有名な「フェルマーの定理」の証明に並ぶ快挙だそうです!!
もう、すごすぎますね。そんなすてきな証明を一度読んでみたいと思いつつ、そんなに長くて難しい論文に挑戦する勇気は…ありませんね😅
という感じで、今回はABC予想について見てきました!
暗いニュースが多い中、日本人の活躍を見れてとても嬉しいです😊
今日はここまで!