サイエンスな朝食
僕は一人暮らしをしている。
朝は眠いし、支度はあるし、少しでも手間を省くため、いつも朝食は食パンだ。
ただ、僕の朝食は、食パンといっても、ただの食パンじゃない。サイエンスな食パンだ。
え?何がサイエンスかって?
気になるなら、このエピソードを聞いてくれよ…
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朝は眠い、しかし腹は減る。よし、朝食を食べよう。
いつも通り食パンを手に取り、レンジに入れる(我が家はトースターがないので電子レンジで温めます)。
レンジの中でパンを乗せた皿がくるくると回る。
同時に僕の頭の中も回る。
「ああ、今、レンジからマイクロ波がパンの中の水に伝わって、振動させている…一体どれだけ振動しているんだろうか…周波数を調べればわかるけれど眠いな。」
「振動が熱に変わっている…エネルギーの形が変わっているんだな。」
こうしていると、パンの端が少し焦げてきた。
「ああ、パンに含まれる水が減ってきて、タンパク質や糖質が炭化していく。酸素があったら完全燃焼して二酸化炭素になってしまうから、きっと分子レベルで見たら、酸素が足りないんだろうな…」
急いで、電子レンジと止め、マーガリンを取り出す。
「マーガリンってうまいんだよな…お、このマーガリンは植物性油脂か。マーガリンは植物性油脂の中でもリノール酸やαリノレン酸が含まれているんだよね。リノール酸といえば、不飽和度が2だったな。」
…2…分?
…あれ、こんなこと考えている間に、出発する時間まであと2分しかない!
遅刻する!!
GFPでした。
参考