パスプロ研究室-Laboratory of PASS-project-(仮)

名市大総合生命理学部の日常がここにある。

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ベクトル場の回転(rot)

こんにちは〜たけです!

今日はベクトル場の回転についてです。

 

今まで3回、ベクトル解析について基本的なことを書いてきました。とりあえず今回で一区切りです。この先つづくかは分かりません笑

 

 

それでは行ってみよう。

 

前回やったのがベクトル場の発散でしたね。

divA=∂a/∂x+∂b/∂y+∂c/∂z

でしたね!

 

今回は回転についてです。

 

ベクトル場 A=ai+bj+ck とすると、

 

rotA=(∂c/∂y-∂b/∂z)i

       +(∂a/∂z-∂c/∂x)j

       +(∂b/∂x-∂a/∂y)k

 

と定義されます。

 

ここでまたナブラを思い出してください!

▽=(∂/∂x)i+(∂/∂y)j+(∂/∂z)k

ですから、

 

rotA=▽×A

 

となります。gradA=▽・A

だったので間違えないようにしましょう。

 

今回もイメージを持ってもらうために水流を考えて見ます。

f:id:ncu-passproject:20200605171250j:image

 

まとめ

rotAは水流をイメージして、回転を表します。

 

最後に問題をやって終わりましょう

r=xi+yj+zkとする時、rotr=0を示せ。

 

rotr=(∂z/∂y-∂y/∂z)i+(∂x/∂z-∂z/∂x)j+(∂y/∂x-∂x/∂y)k=0

今回はこれで終わりです!

 

参考 ベクトル解析 山内 正敏 著