日常を科学する 第5回~眠れない夜を明かすために~
皆さんこんにちは。卑弥呼です。
今年の冬は暖かいためあまり厚着をしていないのですが、皆さんはどうでしょうか?
さて、今週末はセンター試験が行われます。
応援メッセージとか書いてみたいですが、どこのだれかわからない人に応援されたところでその言葉の力は弱いものです。
ということで、僕は受験生のみなさんを「科学」で応援したいと思います!
センター試験の前夜、おそらく緊張で眠れなくなる人も多いと思います。
実際、僕もそうでした。
なかなか寝付けず、参考書を読んでみたり、自分たちの演奏(僕は高校時代合唱部に所属していたので演奏会の音源)を聞いてみたり…
そのうち「明日のために早く寝なきゃ」って思って余計寝れなくなって。
負のスパイラルです。
最終的には寝付くことができたのですが、前夜寝れないことは精神的にきます。
余談が長くなりましたが今回の「日常を科学する」は「寝付けない時の対処法」を科学していきたいと思います!
今回おすすめする方法は「ホット豆乳(ミルク)を飲む」というものです。
豆乳や牛乳には睡眠ホルモン「メラトニン」の材料である「トリプトファン」というアミノ酸が多く含まれています。
またトリプトファンは精神を安定させる「セロトニン」という物質の材料にもなります。
「メラトニン」は副交感神経(リラックスしたときに働く神経)を刺激し、脈拍・血圧・体温を下げ、体を睡眠モードに切り替える働きを持っています。
ここでポイントなのが副交感神経です。
この副交感神経を刺激すれば眠りにつけるというわけです。
副交感神経を刺激する方法は豆乳やミルクを飲むほかに「体の内部を温める」という方法があります。
僕たちの体は上がりすぎた体温を下げ、平熱に保とうとする働きがあります。
先ほども紹介したように副交感神経は体温を下げる働きをつかさどります。
つまり、体温を上げることで強制的に副交感神経を働かせるのです。
体温を上げる方法は、ぬるま湯に浸かったり、軽い運動をしたり、暖かいものを飲んだり…と様々な方法があります。
ここで注意しないといけないのは高温のお風呂や激しい運動、食事は逆に交感神経という興奮したときに働く神経が刺激され眠りにつくことができなくなってしまいます。
以上のことより、より寝付きやすくするためには「ホット豆乳(ミルク)」を飲むのがいいのです!
ただ、豆乳やミルクの持つ物質を体内に取り込むために飲むのは寝る2~3時間前がいいでしょう。
また、豆乳やミルクが苦手な方は寝る前に白湯を飲むことをおすすめです!
ということでいかがだったでしょうか?
このブログを受験生が見ているかは知る由がありませんが、一人でも多くの受験生に届くことを信じています。
人生は回り道をしていいものです。失敗してもいい。成功ばかりにとらわれないで。
それでは、今回は以上。お疲れさまでした。