パスプロ研究室-Laboratory of PASS-project-(仮)

名市大総合生命理学部の日常がここにある。

パスプロ研究室-Laboratory of PASS-project-

日常を科学する 第2回〜ケーキを作る〜

皆さんこんにちは!パスプロのSNS更新担当、卑弥呼でございます!
今年も残るところあと1週間!1年って本当に早いですよね〜1年前のこの頃はセンター試験の勉強に追われてました。今、こうしてブログを書いているとは夢にも思ってなかったことでしょう…


さて、今日はクリスマスイブ!みなさまいかがお過ごしでしょうか?僕は、このブログが公開される頃バイトをしているでしょう。(そこ!寂しいとか言わない!!)クリスマスといえば、プレゼントはもちろんチキンやピザ、ケーキなど美味しい料理がいっぱいです!
今日は、その中から「ケーキ」について科学していきたいと思います!

ケーキと言っても、チーズケーキやモンブランミルフィーユなど数多くの種類のケーキがありますが、今回はショートケーキやシフォンケーキなどのスポンジ生地を使ったケーキについてお話ししていきます。
なぜ、スポンジケーキはあんなにもふわふわしているのでしょうか?その答えが、科学にあるのです。
一般的にスポンジケーキを作るのにはメレンゲを使いますが、この作り方だと時間もかかるし何より技術がものを言います。
そこで使われるのは重曹ベーキングパウダーです!
重曹炭酸水素ナトリウムと言われる物質で、この炭酸水素ナトリウムは加熱されると炭酸ナトリウムと水、そして二酸化炭素が発生します。この二酸化炭素が生地の中で発生することで気泡をつくり、生地を膨らましてくれているわけです。
ただし、発生した炭酸ナトリウムは水に溶かすと塩基性を示す物質なので、そのまま用いると苦味が現れせっかくのケーキの甘さも損なわれてしまいます。それを防ぐために用いられるのがベーキングパウダーです。基本は炭酸ナトリウムなのですが酒石酸水素カリウムなどの中和剤が加えられており、苦味を抑えてくれます!ちなみにどら焼きなどの和菓子の生地作りには重曹が用いられるそうです。和菓子はあえて苦味をつけることで餡子の甘さを引き立てているんですね!


ということで、今回はクリスマスには欠かせない「ケーキ」について科学してきました!これからケーキを食べる方はこんなことを考えて食べてみてくださいね?

それでは、今日はここまで。