パスプロ研究室-Laboratory of PASS-project-(仮)

名市大総合生命理学部の日常がここにある。

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日常を科学する 番外編 ~光る刺身の謎~

皆さんこんにちは!卑弥呼です!

先週は更新、お休みしてすみませんでした。

ふつーーーーーーーーう、にさぼりました笑

 

5月も折り返し気づけば、2020年も半分が終わろうとしています。

時が過ぎるのは早い。

ほとんど大学の友達と、2月の頭以降

会ってないので、寂しいです。

あと、2週間踏ん張っていくぞ!!

 

さて、今週は久しぶりの「日常を科学する」です!

ナンバリング的には第10回なんですが、

今回のネタで記念すべき回を使うのが

もったいなかったんで、番外編にしました笑

 

タイトルは「光る刺身の謎」

昨日の晩御飯がカツオのたたきだったのですが、

まじまじと刺身を見ていると、光の当たり方によって

虹色というか緑色に輝いて見えたんですよ。

(写真を載せるべきなんでしょうけど、撮るの忘れてました)

一緒にタコの刺身も出たんですけど、

タコは光ってなかったんですよね。

だから、不思議に思って調べてみることにしました。

 

結論から言うと、カツオの刺身が光って見える理由は

ヘモグロビンの色素物質「ヘム」が分解されたときにできる

「ビリベルジン」にあります!

 

この物質は私たち人間にもあります。

古くなったヘモグロビンをマクロファージが分解し、

ヘムとグロビンにし、さらにヘムを分解したものです。

身体をぶつけたときにできる青あざの正体もビリベルジンです。

 

刺身では、鋭利な刃物を筋線維を垂直に切ることで

筋線維中に蓄積されたビリベルジンが

しみだして、断面が輝いて見えるのです!

 

このビリベルジンによる輝きは

カツオだけではなくマグロやサバ、牛肉なんかにも見られます。

 

 

さて、今回は刺身が輝いて見える理由をお話してきました。

まだまだ、僕も勉強中なので、もっと深く語れる

ように頑張っていきますよ!!

 

それでは今日はここまで。お疲れさまでした!